記事

下水道の仕事はきつい?社員に聞いた「働く前と後」のリアルなギャップ

約9分で読めます

「下水道の仕事」と聞いて、どんな仕事を想像しますか?

「汚れそう」
「においが大変そう」
「ずっと外や現場で作業するのかな」
「夜勤があってきつそう」

もしかすると、そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。

実は、北九州ウォーターサービスで働く社員に聞いてみても、入社前は同じようなイメージを持っていた人がいました。

ところが、実際に働いてみると、

「現場作業ばかりではなかった」

「思っていたような汚れる作業ではなかった」

「むしろ考えたり、データを分析したりする仕事が多かった」

など、入社前とのギャップを感じたという声が出ています。

今回は、普段なかなか見ることのできない「下水道の仕事」の実際について、社員の声をもとに紹介します。

そもそも、下水道の仕事って何をしている?

私たちが家で使った水は、そのまま川や海へ流れていくわけではありません。

お風呂やトイレ、洗濯、料理など、生活の中で使われた水は下水道を通り、下水処理場などできれいにしてから自然へ戻されます。

北九州ウォーターサービスの下水道事業では、こうした施設が正常に動き続けるよう、設備の運転や点検、管理などを行っています。

普段の生活ではほとんど意識することのない仕事かもしれません。

しかし、下水道が正常に機能しなくなれば、私たちの暮らしにも大きな影響が出ます。

毎日当たり前に水を使える生活を、見えないところから支えている仕事の一つです。

「下水道=いつも汚れる仕事」ではありません

社員アンケートで複数聞かれたのが、入社前に持っていた「汚れる仕事」というイメージについてです。

ある社員は、

「下水の設備と聞くと、汚泥だらけになって汚いイメージがありました」

と回答しています。

しかし、実際に働いてみると、日常の点検などで汚れることは滅多にないそうです。

もちろん、下水道施設で働く以上、作業内容によっては汚れることもあります。

ただ、毎日ずっと汚れながら作業をしているわけではありません。

また、社員からは、風呂や洗濯機が設置されている職場も多く、作業後のことまで考えた職場環境が整えられているという声もありました。

「下水道の仕事」という言葉だけから想像する職場と、実際の職場には違いがあるようです。

実は「体を動かす」だけではなく「考える」仕事

もう一つ、社員の回答で印象的だったのが、仕事内容そのものに対するギャップです。

下水処理場というと、設備を点検したり、機械を動かしたりする「現場作業」をイメージする人も多いのではないでしょうか。

もちろん、現場で設備を確認することも大切な仕事です。

一方で、施設を安定して動かすためには、さまざまな情報を確認しながら「今、施設がどんな状態なのか」を考える必要があります。

例えば、中央操作では、施設の状況を確認しながら運転を行います。

社員の一人は、仕事を経験する中で、流入する水の量を予測したり、水質データを分析したりしながら、処理水質を保つための判断ができるようになったと話しています。

現場で得た情報も、中央操作を行ううえでの大切な材料になります。

ただ決められた作業を繰り返すのではなく、

「この数字はなぜ変化しているんだろう?」
「この先、どう動く可能性があるだろう?」
「今のうちに対応した方がいいことはないだろうか?」

と考えることも、この仕事の一部です。

社員からも、

「入社前は汚れ仕事というイメージがありましたが、実際には思考力と実行力が試される仕事が多いと感じました」

という声がありました。

機械、電気、化学、生物、制御など、さまざまな知識につながっていくのも、下水道の仕事の面白さです。

理系の勉強が、社会を支える仕事の中でどう使われているのか知りたい人にとっても、興味深い仕事かもしれません。

異常が起きたときは、チームで対応する

下水道施設は、毎日同じ状態とは限りません。

設備に異常が発生することもあれば、大雨や台風などの天候によって、普段とは違う対応が必要になることもあります。

そんなとき、一人ですべてを判断して対応するわけではありません。

アンケートでは、

「異常があった際、班員全員で原因を考え、解決策を出し合って対応した」

「ゲリラ豪雨の際に、夜間勤務者3人で協力して設備の水没を防ぐことができた」

「台風接近時の緊急対応で、それぞれの役割をお互いに確認しながら実行し、施設の稼働を維持できた」

など、チームで対応した経験が挙げられています。

入社したばかりの頃は、異常が起きても「何をしたらいいのか分からなかった」という社員もいます。

それでも経験を積むことで、現場の確認や操作、上司への報告などが少しずつできるようになり、現在ではトラブルが起きる前に対応を考えられるようになったという声もありました。

自分の成長が、施設の安定した運転につながる。

そして、その先には北九州で暮らす人たちの生活があります。

そこに、この仕事ならではの責任とやりがいがあります。

「きつそう」と思っていた働き方にもギャップが

下水道事業の仕事には、配属先によって交替勤務があります。

「夜勤があるなら大変そう」
「休みが取りにくそう」

と感じる人もいるかもしれません。

実際に、入社前は交替勤務に対して不安を感じていた社員もいました。

一方、入社後については、

「勤務中も適度に休憩を取りながら作業できる」
「労働時間がきちんと管理されている」
「有給休暇などを使って休みを取っても誰も嫌な顔などしない」

といった声が出ています。

仕事だからこそ、大変な場面がまったくないわけではありません。

特に大雨や設備の異常などが発生したときには、いつも以上に緊張感を持った対応が求められます。

だからこそ、普段からチームで情報を共有し、休憩を取りながら安全に仕事を進めることが大切になります。

交替勤務について詳しく知りたい方は、勤務時間や休日、生活リズムについて紹介している記事もぜひご覧ください。

知らなかった仕事を、就職先の選択肢に

学生の皆さんや転職を考える人にとって、「下水道の仕事」は、就職先を考えるときに最初から思い浮かぶ仕事ではないかもしれません。

仕事内容を知らなければ、「汚そう」「大変そう」というイメージだけで選択肢から外してしまうこともあると思います。

しかし、その裏側には、設備を確認する人、データを分析する人、中央操作を行う人、異常に対応する人など、さまざまな仕事があります。

そして、その一つひとつが、北九州の水インフラを支えています。

目立つ仕事ではないかもしれません。

それでも、自分たちが働くことで、今日も街でいつも通り水を使うことができる。

北九州ウォーターサービスには、そんな「当たり前の生活を支える仕事」があります。

会社選びをするときは、知っている会社や知っている職種だけでなく、これまで知らなかった仕事にも少し目を向けてみてください。

そこに、自分に合った仕事が見つかるかもしれません。

よくある質問

Q.下水道の仕事は毎日汚れますか?

日常的な点検などで汚れることは滅多にありません。ただし、仕事内容や対応する設備によっては汚れる作業もあります。風呂や洗濯機が設置されている職場もあり、作業後の環境にも配慮されています。

Q.下水道の仕事は現場作業が中心ですか?

現場での点検も大切な仕事ですが、それだけではありません。中央操作や設備の運転、データの確認・分析など、施設を安全に動かすために考え、判断する業務こそが中心となります。

Q.理系の知識は仕事に活かせますか?

下水処理には、機械、電気、化学、生物、制御など、さまざまな分野の知識が必要です。学校で学んだことが実際の設備や水処理とつながる場面もあります。

Q.交替勤務はありますか?

配属先によって交替勤務があります。北九州ウォーターサービスの交替勤務については、勤務時間や休日、生活リズムを紹介した別の記事で詳しく紹介しています。

この記事をシェア